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 日本桃太郎の会

「小久保桃江氏」について


 日本桃太郎の会は、平成3年7月東京清澄白河で初代会長である小久保桃江氏によって設立されました。
 明治35年岡山の農村に生まれた小久保桃江氏(104歳没)は、日清日露戦争が続いて苦しい生活を強いられていた農村の生活のなか「どうしたらみんなが幸せになれるのか」と、小学校の頃から考え続け、35歳の年に、5つの幸せの原点にたどり着きました。
 そのことを子どもたちに優しく教えるために童話にしようと思って作ろうとしたが、なかなか良い童話ができない。それでずるく考えて既成童話の中にないかと思って探したら、桃太郎童話の中にその5つがぴったりあったのです。

 5つの幸せの原点とは、智(知恵)、仁(仁徳)、勇(勇気)、健康(人的資源)、富(物的資源)です。智は知能が発達している猿、仁は思いやりの心のある犬、勇は勇敢で行動力のある雉、健康は桃太郎、富はきびだんごということで、この5つの幸せの原点を使って、地域や会社を経営すればみんなが幸せになるということなのです。

(世界の繁栄平和の基礎が智・仁・勇・健康・富なのです。)

桃太郎の話で有名なのは岡山県ですが、奈良県田原本市、岐阜県・愛知県、香川県高松市、山梨県大月市など日本全国に桃太郎のモデルは40くらいあります。発生年代は正確には分かっていませんが室町時代とされ、江戸時代以降に広まったとされます。1723年、享保8年江戸は日本橋大伝馬町三丁目、版元山本九左衛門によってできた草双紙の赤小本による『桃太郎』『桃太郎昔語り』などが出版により広まった最初の版であるとされています。「子供に教えておかなければならない説話として童話で存在させたんですね。良いことは子供に教えておかなければいけないでしょう。大人は死んでしまいますから。」

< 小久保氏談 >

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